メラーノに着いてすぐにランチに行ったレストランはイタリアンでしたが、美味しいけれどもすごく待たされたのと、ホテルから遠かったので、夜はホテルのすぐ近くのビアホールFORSTERに行きました。
ここもすんごく混んでいて、並んでいたけれど、スタッフがてきぱきしていて、ちょっと待ったら席に通され、注文もすぐに聞きに来てくれ、ビールも料理もあまり待たされませんでした。そして、
料理がすごく美味しい!
正確なお値段は忘れましたが、高くなくてお値段的にもよかったです。

この日食べたものは、焼きソーセージとグラーシュ(ドイツ語でGulasch。起源はハンガリーだそうですが、ドイツ文化圏でよく作られているビーフシチューのようなもの)で、ソーセージの下にはキャベツの酢漬けザワークラウトが敷かれ、
ザ・ドイツ!
という感じでした。
ホテルの朝食は、パンとハムとチーズが何種類かあるビュッフェという、イタリアらしいものでしたが(4つ星ホテルにしてはちょっとショボかった)、町を歩いてみて驚いたのは、イタリアなのにバール(Bar。バーとカフェを兼ねたようなお店)がないこと。
イタリアはたいていどこでもバールがあって、お昼はパニーニとコーヒーやジュースで軽く済ませて、夜にレストランでパスタやメインをがっつり食べるという旅が多い私たちは、メラーノでは、お昼はどうしたらいいのって感じでした。
今回は幸いクリスマス・マーケットの季節だったので、マーケットの屋台でパンにソーセージや豚肉を挟んだものなどを買ったり、スープとパンを食べたりしましたが、違う季節だと、お昼もレストランでがっつり食べるしかないかもしれません。
町で一番人気がありそうなカフェにも寄ってみましたが、これも、以前オーストリアのザルツブルクで行ったカフェに似た雰囲気でした。
でも、ケーキが甘すぎず、美味しかったですよ。
さて、朝食がショボいと悪口を言ってしまいましたが、ホテル自体は居心地の良いホテルでした。
とても清潔で、室温も心地よいあたたかさで、スタッフもてきぱきしていて、親切で、とても良いホテルでした。
大晦日のディナーは予約しておかないと入れないといけないと思い、ホテルのフロントに頼んだときも、うちでは提携ホテルのディナーを予約するけれども、時間が夜遅くまでかかるけれど大丈夫か、一人いくら(100ユーロぐらい)かかるけどいいか、とか、風船を飛ばしたり、花火を見たりするイベントもやるけれどそういうノリは嫌いじゃないかとか(と、そうはっきり言われたわけじゃないけど、そういうニュアンスなのはわかった)、いろいろ説明してから予約してくれて、安心感がありました。
予約のときに高い高いと文句を言っていた私も、まあ、このホテルならこのお値段でもしょうがないかなと納得のサービスでした。
この大晦日ディナーについては、のちほどお話ししますので、お楽しみに~。
メラーノには、イタリアンレストランが少ないのと、寒くて遠くまで出歩くのが面倒だったことなどなどで、前述のビアホールFORSTERには、2晩連続で行ってしまいました。安くて美味しいだけでなく、ヨーロッパだと、
スタッフがてきぱきしているというのも、すごく貴重
なんですよね~。
皆さん、Knödel(クネーデル)ってご存知ですか?南ドイツから北イタリアにかけてのチロル地方の郷土料理なのですが、お肉とパンやジャガイモを混ぜて作る、巨大肉団子といった趣の料理です。
お店によって、あるいは、各家庭によって作り方が違うので、レストランで食べても、つみれのように弾力のある練り物みたいな味わいのところもあれば、パンやジャガイモの分量が多くて、ポテトコロッケの中身だけみたいな感じのところもあります。
今回は、肉料理盛り合わせというのを注文してみたところ、クネーデルが入っていました。以前、ドイツのミュンヘンやオーストリアのインスブルックなどで食べたときは、そんなに美味しいものだと思わなかったのですが、ここのクネーデルは美味しい!写真だと、ナイフの刺さった肉の塊とウインナーの間の、ジャガイモの塊のように見えるのがクネーデルです。
ほんと、このFORSTERはオススメです!
と言っても、やはりそこは、ボリュームのある肉料理が続くと飽きてくる日本人、メラーノ滞在中にFORSTER3回目は無理でした。実は、3回目も行こうとしたのですが、店に入った途端に、私は肉のニオイが鼻について、やっぱだめだ~と、出てきてしまいました。
そのときは、クリスマス・マーケットの屋台で、軽くスープを食べて済ませました。夜遅かったので、ポルチーニ茸のスープは売り切れていましたが、トリッパ(モツ)のスープと豆のスープだったかな、さっぱりしていて美味しかったです。
クリスマス・マーケットをやっていない季節だったらどうなったのだろう…。
イタリアには何回か旅行に来ていて、最初の頃は食べ物に飽きるといけないと思って、カップうどんを持ってきていましたが、イタリア料理にはちっとも飽きないので、この頃は現地の料理を食べることにしています。
がっ、北イタリアでも国境近くに行くときは、やっぱりカップうどん持ってくればよかったかな~。
チロル地方の肉料理は、美味しいんだけど、続くとキツいです。
FORSTERのURLはこちら。イタリア語とドイツ語しかありません。ボルツァーノBolzanoにも支店があるようです。
http://www.forsterbrau.it/_/Forsterbraumerano/